【ジュエリーリフォーム実例】ふるさと納税でジュエリーリフォーム

2024/04/09

国立市の大学通りの桜.JPG

 

国立駅を出て南の大学通りの桜並木が今年も満開を迎えています。

1973年に東京の国立市で宝石専門店を創業し、市の発展とともに河西があります。

大学通りの桜は上皇陛下が皇太子として御生誕されたことを祝し翌年の昭和9年(1934年)から、谷保村青年団の方々によって植樹されたといわれています。

その歴史ある桜を愛でて50年、この地で皆様の人生を輝かせるお手伝いができることを心から感謝しております。

そして昨年より国立市のふるさと納税の返礼に河西のジュエリーリフォームを選出していただきました。

楽天ふるさと納税」か「ふるさとチョイス」から『ジュエリー 河西』と検索していただくと、寄付金額に合わせたジュエリーリフォームチケットをお選びいただけます。

おかげ様で公開してすぐに多数のお問い合わせをいただきました。

遠方の方からもご注文をいただきオンラインやメールにてお打ち合わせを重ねジュエリーリフォームさせていただきました。

 

お客様からのご相談

 
お母様から受け継いだ一粒ダイヤのリングを普段使いできるようにリフォームしたいです。重ね付けできるよう腕をできるだけ細くしてください
 
 
東京都中央区にお住まいのH様。
楽天ふるさと納税で河西を見つけていただきホームページよりお問い合わせいただきました。

Before

2カラット以上あるダイヤモンドの立て爪リング.jpeg

 

まずメールでご要望をお伺いいたしました。

H様がお持ちのリングのダイヤモンドは2ct以上あり、ご要望のアームの細さにするには強度とのバランスを取ることが重要になります。
そこでメーカーや職人とも何度も相談を重ね、5つほどデザイン提案させていただきました。

ダイヤモンドの形状やサイズ、お客様の要望に合わせたデザインを検討する中で、社内で何度も試行錯誤しました。
実際にH様にもお店へ足をお運びいただき、いくつかのデザイン見本もご覧いただき、お手持ちのリングと重ね付けのシュミレーションもしていただきました。

そしてついにご納得いただける理想的なデザインに辿り着きました。

デザイン画

​​​​​​​2カラットのダイヤリングリフォーム設計図.JPG

 

なんとか制作を引き受けてくださるところを見つけましたがその工程は容易ではありませんでした。
アームが細い設計のため、ダイヤモンドが落ちないか不安が残ると職人からの指摘があり、
改めてサイドにハート型の石座を設けて、より強度を持たせ石落ちしない設計をご提案したところH様からもご承諾をいただきました。

After

ふるさと納税でジュエリーリフォーム after メイン.JPG

ふるさと納税でジュエリーリフォーム after 横.JPG

ふるさと納税でジュエリーリフォーム after サイド.JPG

ふるさと納税でジュエリーリフォーム after 真上.JPG

大きなダイヤモンドをより一層引き立てる細いアームに繊細で精密なミル打ちが施されています。

 

完成したジュエリーは、言葉では表現しきれない美しさとエレガンスさを放っています。ダイヤモンドが新しい輝きを放ち、H様のお母様からH様へ大切に受け継がれたジュエリーとして生まれ変わりました。

H様からはたいへんお喜びの言葉をいただきました。

その瞬間がジュエリーをお届けできたことの努力と情熱が報われたことを実感させてくれました。

 

このリフォームを通じてジュエリーが持つ力を再確認し、それは単なる装飾品ではなく、思い出や感情を象徴し、人生の特別な瞬間を記念する手段であることを改めて理解しました

今回のジュエリーリフォームは、河西だけでなくお客様との共同作業の賜物です。お客様の信頼と協力があってこそ、このような素晴らしい結果を得ることができました。心から感謝申し上げます。

 

河西では他店ではお断りされてしまったジュエリーリフォームをご相談いただくことが多くあります。お客様のライフスタイルやご要望に極力寄り添い、それ以上の結果を出すことに全力で取り組んでおります。

ぜひ一度ご相談ください。

 

これからもお客様の人生や思い出を大切にし、ジュエリーを通じて特別な瞬間を演出していきたいと思っています

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

 
 

ジュエリーリフォーム

Staff Blog Archive

職人の非効率が生む唯一無二の美 ― 象嵌作家 塩島敏彦先生とカワニシ社長の対談

先日の展示会にて、ジュエリーカワニシ代表・河西が、象嵌作家・塩島敏彦先生と特別にお話しする機会をいただきました。…

本物の美との出会い — 感動に包まれた塩島敏彦先生お話し会のご報告

幻の宝飾技術「ピクウェ」を継承する塩島敏彦先生の特別なお話し会を開催しました。失われたアンティークの美を現代に蘇らせる超絶技巧と、職人の手仕…

幻の技法を追い求めて ― 象嵌作家 塩島敏彦

ジュエリーカワニシでは、象嵌作家でジュエリーデザイナーの塩島敏彦氏の作品を新たにお取り扱いします。日本唯一の象嵌作家の父の影響を受け、幻の技…

【ジュエリーデザイナー三木稔】『NAZUNA』はどのようにできるのか

日本を代表するジュエリーデザイナーの三木稔氏、その技術とデザインセンスは国際的にも高く評価されています。その代表作が「NAZUNA」コレクシ…

【ジュエリーデザイナー三木稔】『NAZUNA』コレクション

『NAZUNA(ナズナ)』シリーズは、ジュエリーデザイナー三木稔氏の日本トップクラスの彫金技術によって、花・葉・実の特徴が驚くほど精緻に再現…

© KAWANISHI Corporation. All Rights Reserved.